税制をあきらめないで🎵
さて、年末年始は、もう玉木雄一郎のインタビュー動画でいーっぱいでしたよね。
スキャンダルさえもジャンプ台にしてしまう玉木さんには、やっぱり本当の熱意があるのだなと思わざるを得ません。財務省をお辞めになった際に胸の中に燃やした情熱ですよね。そんなに敵対の姿勢は顕さないものの、財務省周りの欺瞞を逐一打ち返しながら、生存権のための基礎控除を時代に合わせて上げることを、真剣に訴え続けていらっしゃいます。そして明るい。。。あまりに説明が明確なので、毎日、ネット番組への出演、インタビューが引きを取りません。
立憲さんの中には、玉木さんを僻んでディずる議員もいたりして、与野党の関係を塗り替えたのは我々だぞ!?と思う気持ちもわかります。地方では連合票が割れるというか選挙を手伝う側が困るということで、立憲民主党と国民民主党が割れることを嘆く声が絶えないとか、こんちきしょ~調子に乗るなよ!という思いもあるのでしょうが
外野から見ていると各党の元気のいい主張はとにかく嬉しいもので、民主主義的なものと映るので、やはり立憲さんは大人っぽい、さりげない実績アピールが感じよいのでしょうね。その点、1/24のAbema primeでの泉健太さんはさすがでしたが(笑)。
ダポス会議に参加する玉木代表(休役職中)ご本人のTwitter の自撮り写真お借り
国民民主党が全国行脚を努力して、SNSを上手に使い、生の国民の声を拾っている事が、彼等に此処まで熱い想いを授けるとは思いませんでした。エリートカラーだった榛葉賀津也幹事長からも
「だって国民には使う為のお金が残ってないんですよ!取りすぎなんだ!」
という言葉が番組で飛び出し、これには本当に感動してしまいました。
国民との距離が近づけば、身を張って親身になってくれるんですね、国会議員って。。。
さて、立憲民主党の議員達は、この国民民主党人気に政党支持率を追い越されつつ、今、何を考えているのでしょうか?
取材している筆者から申し上げますと、執行部の言論を印象として一辺倒に語ると、本来中身としては一枚岩の思想ではない多様な議員の集まりなので見落としが生じます。
皆さんが分断工作電通マスコミの罠に嵌って、国民がストレスをぶつけるだけの「質の低いバッシング」に終始すれば、尚更、私達国民の『民意』が下がってしまうと言うものです。
まずは良い面にも、光を当ててみましょう。
立憲民主党は小池百合子に喰われた前原氏が、まさに煌めく権力に巻かれそうになったのを、我々市民が奪還した民進党の残党でありました。枝野氏を囲むその最初の選挙を成功させたのは、全国の市民運動団体(主に平和志向や原発反対など)と、安保法制に反対した大学生SEALDsとその父兄による、方向性のはっきりしたSNSキャンペーン(市民連合や大学教授・憲法学者らが発信内容の裏打ちを行い、わかりやすいキャプションなどは学生が制作)によるものだった為、その約束に沿って国会活動がとても親切に公開されています。
これは多くの国民にとって、政治ウォッチャーとしての入り口、そして学びのチャンスですよね。ですから、この公開性を利用しない手はないと思うのです。
筆者は自民党を見ていて党議拘束と人事粛清制度により、各議員が賛否を明らかに出来ず、存在意義を無くしているのを見て、これなら余程、無所属の議員に託したいものだと思っていましたが、山本太郎さんが、ぐんぐんのし上がっていくうえで、様々な国会活動の制約について支持者に飽かしてくれたので、「そうか、しがらみどうこうというより、それが悪用されないことが大事なんだな」と思うようになりました。
ちなみにれいわ新選組には、主要政策以外には党議拘束はありません。私は現在、内海聡医師の唱える「しがらみのない、政党的でない政治」という理想に、少しばかり身に着けた知識から、違和感を覚えるような立ち位置にいます。れいわさんは、山本代表のセンスによって癒着をはねのけているだけですが、立憲さんともなると、なまじ良い人々ですので、色々な付着物も拒めなくなってきます。
それでも集団行動は、人間や動物にに与えられたある種の知的行動です。国会の仕組みは複雑で理不尽で、与党に有利に作られており、国民の意見が公平に反映されるかと言えば、とても難しいようです。今の様に、お金を積む人達に有利な政治情勢が作られてしまい、挙げ句の果てには外国勢力に国政の舵を取られてしまいました。これを覆していくのにどれほどの時間が必要でしょうか?また、それで私たちの現状を救うに間に合うのでしょうか?
立憲主義を掲げる彼らが、支持者を集めて不利な選挙戦を金を使わずに戦い抜き、複雑で理不尽な仕組みの中で、いかに物事を実現すべく考えているか、作戦として、この国会の仕組みの中でいかに官僚と接触し、超党派議連などを編成して与党議員に現状や情報を届ける努力しているか、これからも皆さんと一緒に、ウォッチしていきたいと思います。よろしく、お付き合いくださいませ。
⭕️立憲税調会長(大西健介)の、野党横連携の可能性を探る動き
「立憲さん、今年はひっくり返してくれるかしら??」なんて期待しますか?皆さん。
筆者は年末、小川淳也幹事長会見に於いて「国民民主党は果敢に税制に切り込んで大立ち回りしています。立憲にもその気概はありますか?確か小川税調会長時代、与党になんなきゃ税制を変えるのはムリよなん仰っていましたけど、どうですか?もう状況は変わったのでは?やれますか?立憲は。」なんてハッパを掛けたんですけれど
実はその頃には、現・大西健介税調会長は、既に他党に相談を持ちかける為に、動いていらっしゃいました。自分たちの案を持って行って、一緒に塊となって交渉できないかどうか相談に行くのです。
《立憲税制調査会(大西議員)の動き》
12月13日 財務大臣に提言を申し入れ
12月20日 立憲・維新 税制責任者会談
12月23日 立憲・国民 税調会長会談
立憲民主党の今の立場は、衆院選の成功により与党の過半数を終わらせたため、委員長などの役職も多く得ていて従来とは力が違います。攻めに入る宣言を、以下にように穏便に放っていますよ。
「与党の過半数割れにより、税制の決定過程は大きく変容し、従来のように、事実上、与党内の密室の議論のみで税制が決められる時代は終焉を迎えたと言える。」「立憲民主党は、政権を担い得る野党第一党として、国の根幹を成す税制の重要課題について、責任ある「現実的な解」を示し、「熟議」と「公開」の国会の下で、その実現を目指すのだ。」
⭕️野党第一党の税制の考え方をご存知ですか?
巷の人々は盛んに、玉木国民との比較をコメンテーターや話すのですが、では立憲さんの「自民党税制大綱への見解、修正点」について、皆さん見たことありましたでしょうか?実は事細かに、立憲ニュースではPDFファイルをリンクして公開しているのです。皆さんも、ぜひ、この機会に実際に読んでみませんか?
SNSの強烈なヤジ言論を真に受けていいかどうか、わからないですもんね。批評の元ネタが違っていたら、プライドのある方なら恥ずかしいと思うはず。
▼立憲の税制大綱主な交渉点(pdfファイルへのリンクあります) 12/13
PDFを写真にしてこちらにも出しておきますね。
(そして、ページの合間に、筆者の感想など、挟んで参ります。)
安保法制反対で初回躍進したので軍拡反対は当たり前のこと。少なくとも、積算なき予算は認めない立憲は国民民主の交渉内容に対して応援すると明言しつつ130万円の壁問題を声高に訴えている立場です。
立憲は税制問題に連合白書なども反映させ、昨年の秋には各種控除壁問題について既に詳しく研究結果を発信しています。玉木さんは財務省の欺瞞を打ち返す幅広い知識と明快な説明力が持分ですが、財務省出身者と言えば大活躍の大串議員が執行部に、他数名居ますね。
どうも「恒久化」という現状政策の延長を頼むに留まっているように見える。交渉者としてボールを遠くに投げる事はせず、財務省の立場を慮り、積極的な提案は少ないと言えます。インボイス制度の速やかな廃止と、自動車走行税の導入取り止めは明記しているようです。
再配分の項目については注意深くお読みいただきたいと思います。連合には大企業が多いので、輸出戻し税の恩恵に預かる輸出企業に消費税減税を言い難いのはわかる気がしますが、それでも法人税の累進課税は進めるべきとし、与党利権として租税回避の恩恵に預かる大企業の多さは指摘しているようです。
いじめっ子の頭を撫でるが如くで、国民の怒りに追いついていない様です。骨折や脱臼の怪我に絆創膏を貼っても治りませんよね。国民民主の言う「民意」は、平均的な家庭を営める人々の不満でありますが、今はそういったご家庭の割合も減っています。自営業者を多く擁するれいわ、農業者を抱える参政党からヒアリングが必要ですね。
いかがでしたか?期待に沿ったことも、期待以上のことも、不満でも何でも、あなたの感想を、SNSなどで発信してみましょう!!
▼臨時国会にて税制改正案決定後、重徳政調会長のコメント (12/20)
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