豊島区長選、神沢かずたかさんの政策取材。思わぬ有名政治家に遭遇!
大塚は、雑然としながらも住宅地であり、自営業が大半の商業地域でもあり、アジア系・中東系の外国籍の方々が多く入植している街であり、これから人口減少と共に移民国家になりつつある日本のモデルケースにもなります。
公示日前の金曜日、この日、元朝日新聞政治部記者の神澤和敬さんは、一日中定位置の大塚駅南口に、市電から終電まで立ち続け、場所を固定する事で多くの方々の訪問を受けておられました。私もその一人。私が着いた昼過ぎまでには、30人にも登る方々が、話をしようと寄って来られたそうです。
支援者の方、という様子ではない、街の方が声を掛けてきて、政策等について尋ねているようです。
19時間、良くやるなあ。寝る間がなかった事が普通であった、新聞記者のバイタリティか。
この後、本人のTwitterによると、立憲民主党の五十嵐えり都議、ウクライナに単独飛んで大目玉、で有名な鈴木庸介衆議院議員が訪れていたようです。二人は今回、神澤和敬さんが仲間の中で立候補することに決まってから選挙のノウハウなどを伝授し、公認推薦は取らなかったものの、ずっと彼を支援してきました。
トラック運転手から弁護士、そして菅直人秘書からの、都議会議員へ、元気で可愛い五十嵐えり。(神沢さんTwitterよりお借り)
コロンビア大学卒精鋭。アイツ(フリードマン)の授業は取りませんでしたよ、と鈴木庸介議員。
新聞紙風の政策チラシを作り、少し脚のお悪い母親と共に配る神沢さん。今回、奥様とお子様は表に一切出さないそうで、親友と、弟さん、お母様の知り合いとで、毎日集まる不定期ボランティアと共に選挙を回しています。なんてったって無所属ですからね!!
心と余裕のある方は、ぜひ手伝ってあげて欲しいです。
中学からの親友、会社を休んでお手伝い!!
ここに来て、ポスターを破るなどの嫌がらせ被害も出ているという神沢さん。それもその筈、結構、支持の伸びのペースが速く、副知事をいただく勢力や右派から立派に警戒されているのです。と、言いますのは、 4/3に某所で催された対話集会では、なんと300名を集め、会場で立ち見が出たと言うのです!!
若手の市長が次々と名乗りを上げ、新しい自治体政治を実現している昨今、どうですか!神沢さんなんて、理想的じゃあないですかね。大都市「池袋」のある豊島区に41歳の区長、更にはアクティブだし、威張らないし、ワカッテルし、元記者は話が早いんです!
▼会での挨拶
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◉ マニュフェストが、4月11日に発表になりました ◉
豊島区長選挙 マニフェスト
https://kamizawa.jp/overall-policy/
1. 誰もが地域コミュニティに参加しやすいまち
2. 多様性を尊重し、誰もが自分らしく活躍できるまち
3. 高齢者が安心して暮らせるまち
4. 感染症などへの充分な対応しているまち
5. 安心して、子育てができるまち
6. 時代に沿った最先端の教育のまちづくり
7. 環境・エネルギー
8. 誰もが安全・安心に暮らせるまち
9. 産業・経済・雇用の活性を通じた新たな価値を生み出すまち
10. 文化、芸術、生涯学習であふれるまちづくり
11. DXを通じた区民にとって使いやすい区役所づくり・働きやすい区役所づくり
12. 議員と行政の関係の透明化
豊島区は大塚・池袋を中心に既に移民が多い街で、彼等のための日本語学校・ネットワーク作りの施策が目を引きます。現在の豊島区に重要な、治安対策や場末イメージの払拭、それに加えて、少子化対策や給食・保育の無償化、住民に親切なデジタルインフラ、そして住民が主役になれるコミュニティ作りなど、”清冽かつ温かな、人間味のある神沢さん”の持ち味が、十分に出たマニュフェストだと思います。
また、新産業・環境エネルギー施策は世代的な意識や取材で培ったアイデアが盛り込まれており、経済部・政治部記者としての経験が生きています。DXによるスリム化はもちろんですが、これまでの一定期間、企業に注ぎ込まれてばかりいた予算を公共に引き戻す施策にも熱意が注がれています。この事に疑問を持つ世代が、その対策についての学力や知識、後ろ楯を得て政界に溢れてきているイメージがありますね。
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夜になってから電話で、簡単に纏められたチラシを見ながら政策についてお話を伺いました。
参照:あなたと最初の約束 14の政策
このチラシはマニュフェストから抜粋し、街頭で市民と接した上で戦略的に纏められたものです。街角アンケートは多くのボランティアを使い、3000人から集めたようです。ボランティアを前日に大量に募集するとTwitterにも出されていたのを見ましたが、数日で3000は大したもんだな、と思いました。
参照:https://kamizawa.jp/policy/
1、小・中学校の給食費無償化
2、きれいな空気を。マナー違反の路上喫煙をなくす。
3、豊島区の非正規職員の処遇をきちんと改善
4、女性副区長を登用し、幹部職員の男女比平等へ
5、豊島区長の退職金カットと区長専用の公用車の廃止
6、豊島区公式LINEの登録者数10万人の達成
7、合計特殊出生率、23区最低からの脱出
8、住み慣れた街で生活を。特別養護老人ホームを建設
9、あらゆる差別をなくし、多様性を原動力へ
10、SDGsの推進とアートカルチャーの支援
11、豊島区長と議会の透明な関係づくり
12、羽田空港の低空飛行ルートは見直しを求める
13、住みたい街から、住み続けられる街へ
14、第1子からの保育料無償化へ
先ずは、立候補の動機とも言える「子育てできる街」。
仲良くなった夫婦が、子供を産む段階になると豊島区を離れていくのだそうで、出産の援助で出生率の底上げと、その後の教育費などに注力します。神沢さんは、保育園0歳から一人目から無償とする政策を考えています。給食無償化では所得制限なく、文化都市として一律の対応を目指し、できれば子供の成長に安心健康の為、オーガニック給食に切り替えていく事。そして、多様性・ジェンダー問題とも重なりますが、女性副区長の採用により諸処、家庭や環境や子育てに気配りの出来る行政を、望んでいます。
次に、区政の非正規社員処遇の改善。目減りした職員給与額と人材派遣への委託料を合わせると、以前の実績の99億の超過となっている事に強い矛盾を感じ、「誰のための区政費用なのか?」と問い、職員に対しても、信頼関係を築く事ができ、質の高い仕事の出来る契約制や、公務員の再増加に切り替える事をお考えです。
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政策協定については、立憲民主党が実現しました。
自分が大学院の仲間や地元の仲間と編んできた政策内容が近い為、兼ねてより元々要素として共通項があった様です。と言いますのは、チラシの12の政策のうち半分位は、普段の立憲民主党の訴えと共通しています。
また、予告のあったれいわ新選組とも政策の親和性はありますが、応援は取り付けたものの、手続き上の政策協定には至らなかったとの事です。
れいわは地方自治体における財政政策・金融政策に大胆な新施策がありまして、そちらの精査も間に合わないのではないかと思いますが、れいわ新選組の場合は『財源無制限的にして有るべきを問う』姿勢で市井の人々の現状を訴えていく政党なので、例えば非正規社員は全て無期雇用とする、など、法人側の都合を考えないものもあります。そんなところが、神沢氏のオリジナルな発想と似ているとは言い難いでしょうか。
共産党の支持者たちにも信頼があり、生活優先の感覚は歓迎されています。生活に困窮したり、法人の傍若無人な振る舞いに押しつぶされそうになった人々を救済してきた政党ですので、その支持者はセーフティーネットを盤石にさせることを希望するのは当然、考え方は一部共通するのではないかと思います。また、朝日新聞の愛読者層の信用もありますよね。
神沢さんは、そのような左派の支持層をしっかり押さえつつ、昔は自民党議員の秘書も、経済部記者もやっていましたから、小林興起さんをアドバイザーに迎えてレッテルを払拭することもできます。ですから、党派に関わらずウイングを広げて行くことができそうです。
「ひいては株主に回収されることで血税を手中に納める外資の為ではなく、(自民党議員が昔流行っていた)国民市民の為の草の根政治を再び!」という主旨で、小林興起さんの、神沢さんへの支援は広がっていっているようです。
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小林氏興起氏は、小泉純一郎総裁の折、米国が日本に年次要求で要求した「郵政民営化」に反対し、自民党を追放された経緯があります。その際には既に、日本から「公共」が消えた!と感じていらっしゃいました。そういうわけで、まさに最初から新自由主義の弊害を知っておられた方です。
氏は悪夢のように思い出す当時の選挙を振り返ります。「刺客」の考え方で有名人が落下傘投入される選挙が行われ、地域の生活・生業・意向と全く繋がっていない国会議員が当選した時、「国民の為の選挙が消えた!」と思ったそうです。
今思うと、あれも外資からの入れ知恵だったんでしょうねえ。小泉さんが思いついた訳ではないでしょう。国のトップが孤独に陥れられた後、国の外部に洗脳されて、強引な政治が急速に行われた例ですよね。
消費税も『良くない!』と断定。法人税をしっかり取るべきとのお考えで、力説しないで済む理解者を目の前に、少し話しただけで、なんだか泣きそうになりました。維新の会などに見られる安易な外国企業からの投資を歓迎する向きを否定する人物で、我々市民にとって今必要な観点を良く理解した政治家です。
そのような意味では、小林興起さんは、現在と近未来、まさに今、畳み掛けてくる欺瞞の政治の正体に立ち向かわなくてはならない、若い世代の味方であると言えます。岸本聡子杉並区長と並んで、我々日本人が、リーダーシップを仰がなくてはならない方だと言えましょう。
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4/14(金)大塚駅南口にて、神澤和敬氏の応援に見えた、新党やまと代表(元自民党・財務副大臣)の、小林興起氏インタビューに成功しました!
小林興起さんは、区政に新しい風を入れるべきだ、子供達の給食を無料にして、オーガニックにするんだよ!と明るい様子で語りました。神沢君は、永田町を走り回っていた記者だったんだ。自分の意見をきちんと持った記者だったよ、とも。。。
そんなわけで、「神沢かずたか」さんの、超党派区長としての仕事に期待したいものです。
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